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伊東純也の去就に影響?スタッド・ランス好調も監督交代浮上の背景とは

伊東純也 写真:Getty Images

 日本代表FW伊東純也は、リーグアン(フランス1部)スタッド・ランスの主力選手として活躍。チームメイトであるFW中村敬斗の復帰も報じられているが、ここにきて監督交代の可能性が浮上している。

 ランスは今季ここまでリーグ戦13試合を戦って6勝2分5敗。首位パリ・サンジェルマンから勝ち点10差の5位と好調をキープしている。そのランスを率いているのが、現在31歳のウィル・スティル監督だ。

 スティルはベルギー1部シント=トロイデンVVやスタンダール・リエージュのビデオ分析官、リールセSKの監督を経て、2021年7月にスタッド・ランスのアシスタントコーチに就任。昨年10月にオスカル・ガルシア監督解任をうけて、アシスタントコーチから監督に昇格すると、今年3月までリーグ戦19試合連続無敗と、チームの立て直しに成功している。

 ただベルギー紙『DH』によると、現在リーグアン最下位のオリンピック・リヨンがスティル監督の招へいを狙っているとのこと。リヨンはここまでリーグ戦12試合を終えて1勝4分7敗。9月にローラン・ブラン監督を解任してファビオ・グロッソを招へいしていたが、浮上のきっかけをつかめず、先月30日に今季2度目となる監督交代に踏み切っている。

 スティル監督のもとで必要不可欠な戦力となっている伊東。ランスとの契約を2026年6月まで残す中、今年4月にはオリンピック・マルセイユ、レスター・シティやバイエル・レバークーゼンなどからの関心が報じられていたが、今夏残留に落ち着いていた。ただスティル監督の引き抜きにより、ランスが監督交代を余儀なくされるとなった場合には、伊東の去就が不透明となる可能性も考えられる。