FC町田ゼルビアのJ2優勝、J1昇格に貢献し、今季限りで現役を退いた太田宏介氏が、日本代表OBの内田篤人氏らに対して、プロデビュー前の壮絶な過去を明かしている。
太田氏は内田氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』にゲスト出演。内田氏や安田理大氏らとともに、来年1月開催のAFCアジアカップでライバルとなり得る韓国代表を分析。バイエルン・ミュンヘン所属DFキム・ミンジェの話題に及ぶと、「父親が魚を積んだトラックを運転して、代表チームの練習グラウンドにやって来る」というエピソードでスタジオは盛り上がっていた。
そんな中、太田氏は司会者から「何か家族エピソードはありますか?」と聞かれる。すると同氏は「太田家めちゃくちゃ貧乏で。中学1年生の時かな」と切り出して、以下のようなコメントを残した。
「僕、兄貴、母親、そして親父といたけど、親父が単身赴任先の仕事で失敗して、自己破産した。当時住んでいた家を出ないといけなくなって、すごく古びたアパートに引っ越した。引っ越した初日に家族会議をした。『もうこのアパートを1日でも早く出よう』と。俺はサッカー選手になる。兄貴は大学卒業して起業して、事業を成功させてたくさんお金稼ぐ。たくさん母親に親孝行すると。まさにその通りになって、今最高の人生を送っていますみたいな」
中学2年生の頃に両親が離婚するなど、辛い時期を過ごした太田氏。それでもJリーグやオランダで活躍するなどサッカー選手として成功を収めて、母への親孝行を果たした。また兄の太田大哉氏は株式会社『タイムレス』の代表取締役社長として活躍。ブランド品の販売買い取り、リサイクル事業を手掛けており、取扱点数は年間およそ20万点にも及ぶ。
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