J1昇格を成し遂げたジュビロ磐田所属FW後藤啓介は、ベルギー1部アンデルレヒト移籍が濃厚とみられている。その後藤について、現地ではブライトン所属の日本代表MF三笘薫や欧州屈指のスター選手と比較されている模様。アンデルレヒトの他にも7クラブが関心を寄せていたと報じられている。
後藤の去就について、ベルギーの移籍市場に精通しているジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏は今月14日に「アンデルレヒトは現在、来年1月の後藤加入を確実にするために、最終段階として契約の詳細を詰めているところだ。ビザ発行など事務手続きを余裕をもって行えるようにすることも、比較的早い時期に契約をまとめる目的である」とリポート。U21チームにあたるRSCAフューチャーズに合流予定であることもあわせて伝えていた。
するとベルギーメディア『Voetbal』は15日に「後藤はイングランドでも注目されている選手だ。三笘の成功を受けて、イングランドでは日本人選手への関心が高まっている。後藤には三笘のようなサクセスストーリーが期待されている」とリポート。
およそ190cmという身長や、フィジカル面やスピードで優れている点、それに強力なヘディングを兼ね備えていることから「後藤はバイエルン・ミュンヘン所属FWハリー・ケインと比較されることが多い」と綴っている。
そんな後藤には、アンデルレヒトのみならず欧州の複数クラブが獲得に動いていた模様。『Voetbal』は「チェルシー、ウェストハム・ユナイテッド、エバートン、アヤックス、フェイエノールト、ストラスブール、セビージャなど、他クラブとの争奪戦を制するために、契約を急いでいる」と伝えている。
プロ1年目の後藤は、同クラブの補強禁止処分にくわえて今年3月にFW杉本健勇が横浜F・マリノスへレンタル移籍したこともあり、J2リーグで33試合に出場して7ゴールをマーク。スタメン出場は7試合にとどまったものの、スーパーサブとしてJ1昇格に大きく貢献した。
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