日本代表・海外組 海外日本人選手

ソシエダ久保建英、代理人に移籍封印求めたワケ。マンCなどCL視察も…

久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今月11日開催のラ・リーガ(スペイン1部)第13節アルメリア戦でのスタメン出場が期待される中、レアル・マドリード復帰の噂をはじめ自身の去就報道に反応。現地メディアが代理人とのやり取りに注目している。

 昨年夏にマドリードからソシエダへ完全移籍して以降、結果を残し続けている久保。ソシエダと2027年6月まで契約を残す中、スペインメディア『El Gol Digital』は以前、両者の契約内容について「契約解除条項は6000万ユーロ(約95億円)、マドリードが同選手の保有権の50%を保有」と伝えていた。

 また同メディアは「マドリードは久保に3000万ユーロ(約47億円)を支払うだけで済む」とリポート。マンチェスター・シティをはじめ他クラブからの関心も報じられる中、争奪戦でマドリードが優位だと主張していた。

 しかしマドリードの専門サイト『ディフェンサ・セントラル』によると、久保は代理人に対して「今まさに、今以外のことを考えてしまったら、とても良くないことになる」と話すなど、移籍の噂に耳を傾けない姿勢を見せているとのこと。

 同メディアは久保の現状について「彼は集中力を失ってパフォーマンスを落とすと、シーズン後半に響く可能性があるので、来季以降のことについては当面何も知りたくないと考えている。それにソシエダでのプレーを続けない場合、次のステップにマドリード復帰の選択肢はない」と綴っている。

 今月8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベンフィカ戦では、マンチェスターCをはじめ複数クラブが視察に訪れたと報じられる中、好パフォーマンスを発揮していた久保。自身の去就報道をシャットアウトし、高いレベルでの集中力を維持しているようだ。