浦和レッズ所属のタイ代表MFエカニット・パンヤは、今月8日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)浦項スティーラーズ戦でFWホセ・カンテの先制ゴールをアシスト。タイ1部ムアントン・ユナイテッドからの期限付き移籍期間は今年12月までであるが、ここにきて来季も浦和でプレーする可能性がタイ国内で報じられている。
現在24歳のエカニットはムアントンで活躍すると、今年5月に当時チームメイトだったMFウィーラテップ・ポンパーン、MFジャルンサック・ウォンコーンとともに浦和の練習に参加。このトレーニングでのパフォーマンスが評価され、今年7月に浦和加入が正式決定していた。
浦和加入後はしばらくベンチ外が続いていたエカニットだが、先月4日のACLグループステージ第2節ハノイFC戦でデビューすると、いきなり移籍後初ゴールをマーク。J1リーグの舞台でも20日の第30節柏レイソル戦から2試合つづけて途中出場。今月4日開催のYBCルヴァンカップ決勝アビスパ福岡戦でも80分からピッチに立っていた。
そしてACLグループステージ第4節の浦項戦で移籍後初めてスタメンに名を連ねると、トップ下で好プレーを連発。高い位置でのボール奪取からチャンスを演出し、先制点に絡む活躍を見せた。
浦項戦後、エカニットに対する評価が上がる中、タイメディア『Bebangpakong』はムアントン幹部から聞いた情報として「浦和はエカニットのパフォーマンスにとても満足しており、契約更新の可能性が高い」とリポート。これによると、来年1月にも浦和幹部がタイ国内でムアントン側と交渉する予定であるとのこと。期限付き移籍期間の延長のほかに、完全移籍で獲得の可能性もあるという。
今月から開幕のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選のタイ代表メンバーに選出されたエカニット。浦和残留の可能性があるだけに、ファン・サポーターからの期待が集まっている。
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