フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、今月3日に行われたドイツ2部リーグ第11節ヴェーエン・ヴィースバーデン戦で先発出場。前節まで2試合つづけてゴールを奪っていたが、ヴィースバーデン戦でのパフォーマンスをうけて、現地メディアからの評価が下がっている。
田中は今季開幕から3試合つづけてスタメン出場も、移籍に関する問題を抱えたこともあり、9月以降はしばらくベンチスタートが続いていた。それでも先月21日の第10節カイザースラウテルン戦で2ゴールを挙げ、逆転勝利に大きく貢献。27日のブラウンシュヴァイク戦でも1ゴールをマークするなど、完全復調かと思われた。
しかしヴィースバーデン戦ではボールロストをはじめミスが目立ったほか、チームも前半に3失点を喫して完敗。ドイツ誌『ビルト』は田中にチーム最低評価の「6」(6段階評価で1が最高)を与えていた。
するとドイツメディア『NRZ』も「デュッセルドルフの若い選手はまだミスをしがちだ」と見出しをうち、ヴィースバーデン戦出場選手のパフォーマンスを特集。田中について「彼のプレーは不安定だ。落ち着きがなく、あらゆる攻撃の局面でボールを持ちたがっていた」と指摘している。
今年9月以降の日本代表戦で結果を残し続けている田中。今月開幕の北中米W杯アジア2次予選のメンバー入りも濃厚とみられるだけに、多くのファン・サポーターがデュッセルドルフでのさらなる巻き返しを期待している。
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