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浦和・伊藤敦樹倒されるもPKなし…福岡ルヴァン杯優勝もVAR判定に疑問の声

ルヴァンカップ優勝のアビスパ福岡 写真:Getty Images

 YBCルヴァンカップ決勝の浦和レッズ対アビスパ福岡が、今月4日に国立競技場で開催。福岡が2-1と浦和を下して優勝したが、浦和所属の日本代表MF伊藤敦樹がペナルティエリアで倒されたシーンにおけるノーファウル判定が議論の対象となっている。

 問題視されている場面は、2-0で福岡リードで迎えた60分。伊藤はペナルティエリアへのパスに反応して走り込んだ際、右側からDF前嶋洋太に身体を寄せられる。そしてペナルティエリアで前嶋に激しくぶつけられると、ピンチを防ごうと手前でスライディングしていたMF井手口陽介を伊藤が踏む格好に。伊藤は井手口を踏んだ直後にペナルティエリアで倒れた。

 伊藤が前嶋に倒された直後、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)は介入したが、主審はノーファウルとして試合を再開した。するとX(旧ツイッター)上で当該シーンの動画が拡散。「なぜPKではないのか?」「VARの意味がない」といった声が沸き起こっているほか、OFR(オンフィールドレビュー)を行うべきだったという意見も上がっている。

 また「中継の映像だとPKでもおかしくなさそうだから、主審とVARがどう見えていたのか気になる」といった声も。日本サッカー協会(JFA)の審判委員会に説明を求めたり、浦和に意見書の提出を勧めるSNSユーザーもいる。

 福岡のクラブ史上初タイトルで幕を閉じた今季のルヴァンカップ。浦和サポーターにとっては審判の判定を巡って後味の悪い試合となっている。