かつて横浜F・マリノスでプレーしていた日本代表MF岩田智輝は、スコットランド1部セルティックで出場機会が限定。MF旗手怜央の負傷離脱もあり、現地メディアが岩田の台頭を期待する一方、同選手の現状にやや厳しい視線を送っている。
2022年のJ1リーグ最優秀選手賞(MVP)受賞者である岩田は、今年1月に横浜FMからセルティックへ移籍。アンジェ・ポステコグルー前監督のもと、2022/23シーズンはリーグ戦で13試合に出場も、今季はわずか3試合の出場。厳しい立場に置かれているが、先月22日のスコットランド1部リーグ第9節ハーツ戦では、途中出場から移籍後初ゴールをマーク。ゴール直後にはブレンダン・ロジャーズ監督と熱い抱擁を交わしていた。
セルティックの中盤では、今季もレギュラーを張っていた旗手が先月25日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節アトレティコ・マドリード戦でふくらはぎを負傷。全治2か月とみられるだけに、MFデイビッド・ターンブルらの出場機会増加が予想されている。
そんな中、英メディア『フットボール・スコットランド』は「今から来年1月までにセルティックでチャンスを得る価値のある選手」として、岩田をはじめ8名を列挙。
岩田について「Jリーグの年間最優秀選手に選ばれた岩田だが、昨シーズンはセンターハーフとしてプレーした以外は、自らの実力を証明できていない。旗手怜央が負傷離脱した時には岩田の名前は上がらず、他の中盤のオプションばかりが話題になった。だからこそ、岩田はブレンダン・ロジャーズ監督にアピールすべきだ。ハーツ戦でのゴールは、彼を後押しするものになる」としている。
ただ今月1日に行われた第10節セント・ミレン戦では、リーグ戦6試合ぶりにスタメン出場のターンブルが1ゴールと結果を残した。それだけに、出場機会増加を望む岩田にもさらなる結果が求められる。
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