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守田英正、フランクフルト移籍有力?スポルティング年俸1億円以外の理由とは

守田英正 写真:Getty Images

 ポルトガル1部スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正は、MF長谷部誠擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトから関心が報じられているが、複数クラブによる争奪戦に発展する可能性が浮上。スポルティングは1億円規模の年俸により、同選手の引き留めを計画しているという。

 守田は昨年夏にCDサンタ・クララからスポルティングへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦29試合出場で6ゴール3アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦全8試合でスタメン出場。森保ジャパンでもMF遠藤航(リバプール)とともに中盤の主力選手として機能。17日のチュニジア戦では積極的な攻撃参加により、FW伊東純也(スタッド・ランス)のゴールを演出した。

 スポルティングは以前から守田の貢献度を高く評価。ポルトガル紙『ア・ボーラ』は「スポルティングは近いうちに守田の契約内容を見直す」とした上で、契約期間を現行の2026年6月から1年間延長、年俸を40万ユーロ(約6200万円)から60万ユーロ(約9500万円)へ引き上げ、くわえて契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にアップと伝えていた。

 ただポルトガル紙『レコルド』は、フランクフルトがすでに2度スポルティングの公式戦にスカウト陣を派遣したと報道。その上で「守田にはフランクフルトのみならず、マインツも興味を示している。ただマインツが金銭面でフランクフルトを上回るかどうか疑わしい」とリポート。「フランクフルトはランダル・コロ・ムアニをパリ・サンジェルマンへ放出したことにより、1億ユーロ(約158億円)以上の収入を手に入れた」と根拠を示している。

 なお守田が現在受け取っている年俸については、『ア・ボーラ』が昨年7月に「チーム内での給与水準では中間レベル」と伝えていた。ただ契約延長の場合も1億円に届かないとみられ、MF鎌田大地(ラツィオ)など欧州でプレーする他の日本代表選手と比較しても安い方だ。フランクフルトが巨額の収入を得たことにより、守田に好条件のオファーを用意する可能性は十分に考えられる。