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旗手怜央の起用法巡り議論も…日本代表OB闘莉王がファンに注文のワケ

旗手怜央 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF旗手怜央(セルティック)は、17日開催のキリンチャレンジカップ2023(国際親善試合)チュニジア戦で先発出場。MF三笘薫(ブライトン)の不在やFW中村敬斗(スタッド・ランス)の負傷もあり、左サイドでプレーした。そんな旗手の今後の可能性に、代表OBの田中マルクス闘莉王氏が言及するとともに、日本のファン・サポーターに対して「観戦力の向上」を求めている。

 セルティックの中盤に欠かせない旗手は、今年6月に代表復帰を果たすと、今月開催の2試合で再びメンバー入り。カナダ戦では中村がDFアリスター・ジョンストン(セルティック)からタックルを受けて負傷したことにより、61分から途中出場した。

 またチュニジア戦では左サイドハーフでスタメン出場。MF守田英正(スポルティングCP)やDF中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC)との連係プレーからチャンスを作ったほか、前半終了間際には中央から裏のスペースを狙った縦パスにより、FW古橋亨梧(セルティック)の先制ゴールを演出している。

 闘莉王氏はチュニジア戦翌日にYouTubeチャンネルを更新。攻撃的MFのポジション争いを展望する際にMF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF鎌田大地(ラツィオ)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF堂安律(SCフライブルク)の名前を出した上で「もしかして旗手も使えるかも」と、旗手が割って入る可能性に言及。

 聞き手から「そう考えると(代表戦を)面白く見れますね」と反応されると、「そういうことを考えながら(代表戦を)見ないといけないし、そういう考えで代表選手もプレーしていると思う」とファン・サポーターに対して自身の考えを伝えた。

 また闘莉王氏は、旗手が今年11月開幕の北中米W杯アジア2次予選以降も代表に招集される可能性を問われると、「左サイドでプレーできるという点で、生き残れるチャンスがちょっと見えてきた」と、同選手のユーティリティ性を高く評価している。