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浦和サポーターを犯罪者扱い…横浜FM戦遺族招待の施策揶揄で神戸サポ謝罪

浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月15日に行われたYBCルヴァンカップ準決勝2ndレグの横浜F・マリノス戦で、犯罪被害者遺族を試合会場の埼玉スタジアムに招待。ヴィッセル神戸サポーターとみられるSNSユーザーが、施策に対する誹謗中傷投稿により批判を浴び、謝罪している。

 2021年に埼玉県犯罪被害者支援推進協議会へ加入した浦和は、昨年につづき今年もホームゲームに遺族を招待。埼玉県警と連携した施策に対して、ネット上で賛同の声が多数寄せられていた。

 しかし今年8月2日開催の天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦における浦和サポーター暴徒化問題もあり、X(旧ツイッター)上で心無いコメントも。ヴィッセル神戸サポーターを名乗る人物は、遺族招待のニュース記事を引用した上で「犯罪者だらけの埼玉スタジアムに招待とか危険」などと投稿。これに対して「被害者遺族に失礼」といった批判が相次いでいる。

 そんな中、当該人物は18日に「自分のあまりにも軽率な発言のせいで、多くの方々に不快な思いをさせた」などと謝罪。遺族招待の施策を「素晴らしいこと」と称えたほか、「浦和サポーターを一括りにして犯罪者扱いした言動も間違っていた」と綴っている。

 浦和の一部サポーターは名古屋戦での暴徒化により、国内開催の全試合を対象として無期限入場禁止処分に。SNS上では、浦和サポーターやクラブを一括りにして批判、攻撃する風潮が強まっている。今回の一件を受けて、一括りにした批判や攻撃が収まることを願うばかりだ。