V・ファーレン長崎は先日、明治安田生命J2リーグ第36節FC町田ゼルビア戦で0-6と大敗。ファビオ・カリーレ監督にブラジル1部サントス行きが噂されているが、ここにきて監督交代の可能性が報じられている。
長崎はカリーレ監督体制1年目の昨季、J2リーグを11位で終了。今季はJ1昇格争いを繰り広げているが、8月以降は2勝4分2敗と足踏み状態であり、2点以上リードしている展開から引き分けに持ち込まれる試合もあった。
また首位を走る町田との直接対決では、27分にMF中村慶太が一発退場となると、36分に先制ゴールを献上。前半アディショナルタイムに追加点を奪われたほか、73分から15分間で4失点と守備が崩壊している。
カリーレ監督の去就については、ブラジルメディア『グローボ』が今月20日にサントス行きの可能性を報道。サントスはすでに監督サイドと交渉しており、本人もサントス行きに前向きであるという。
そんな中、ブラジルの移籍市場に精通するジャーナリストのアンドレ・エルナン氏は「長崎はカリーレ監督の解任にむけて動いている。しかしサントスにとっては150万ドル(約2億2200万円)の契約解除金がネックとなっており、交渉が進んでいない」とリポート。長崎とカリーレ監督の契約期間は来年12月までであり、残り契約期間に応じて減額されるが、現時点ではサントスに150万ドルを支払う意思はないという。
サントスは今季ブラジル1部リーグ24試合を終えて6勝6分12敗。17位と2部降格圏に沈んでおり、今月中旬にディエゴ・アギーレ監督を解任。マルセロ・フェルナンデス暫定監督のもと、19日に残留争いのライバルであるECバイーアを2-1で下した。
また長崎による町田戦の惨敗劇は、ブラジル国内でも話題に。一部のサントスサポーターがSNSでカリーレ監督招へい反対の声を上げているほか、フェルナンデス暫定監督の続投を望む意見もあるという。
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