ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、22日開催のリーグアン第6節ニース戦で先発出場も不発。現地メディアから厳しい評価を受ける中、アドルフ・ヒュッター監督が前線のテコ入れを示唆した。
南野は昨年6月にリバプールからモナコへ完全移籍。加入1年目の昨季はフィリップ・クレマン前監督のもとで出場機会に恵まれなかったが、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代に指導を受けたヒュッター氏の監督就任により立場が一変した。
ヒュッター新監督のもとでは、シャドウ(前線1トップの背後)のポジションでプレー。今季リーグアン開幕から全試合スタメン出場で3ゴール3アシストと、完全復活を印象付けていた。しかしニース戦では本来のパフォーマンスを発揮できず。フランスメディア『maxifoot』は南野に対して10点満点中「4.5」と及第点以下の評価を与えた上で「昨季のようなパフォーマンス」としている。
前線1トップにFWフォラリン・バログンを配し、2シャドウに南野とMFアレクサンドル・ゴロビンを起用したヒュッター監督。フランスメディア『La Diagonale』の報道によると、ニース戦で0-1と敗れて試合内容も良くなかっただけにシステム変更を検討していることを明かしたという。
「バログンとウィサム・ベン・イェデルが一緒にプレーすることは問題ではないし、その時が来たかもしれない。この2人がピッチにいてもベンチにいても幸せだ。2人とも解決策を持っている」
今季開幕から好調をキープしていた南野。ニース戦での低調ぶりにくわえて、シャドウの枚数を削る可能性があるだけに、スタメン落ちの危機に直面している。
コメントランキング