浦和レッズは今月20日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第1節で、中国1部・武漢三鎮と対戦。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を批判する横断幕を掲出するなど、武漢サポーターによる反日運動が波紋を呼ぶ中、浦和サポーターの様子にも注目が集まっているようだ。
中国国内では、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出をうけて反日感情が深刻化。武漢体育中心体育場で開催された一戦でも、キックオフ前に武漢サポーターが日本語と中国語で「海が泣いている」と書かれた横断幕を掲出。試合中に多くのサポーターが「馬鹿」と連呼したほか、試合後には日本国旗に火をつけて引きちぎるなど、愚行に走っている。
そんな中、中国SNSの微博(ウェイボー)では現地観戦した浦和サポーターの服装が話題に。銃を握る兵隊の姿がプリントされた白色のTシャツを着用していることから、反日感情を煽る可能性があるという。
浦和が今月1日にリリースした「ACL2023/24 グループステージ MD1 武漢三鎮(アウェイ)戦をご観戦のみなさまへ」では、現地観戦するサポーターに対して「日本ではなく外国にいることを忘れずに行動してください」と呼びかけたほか、「中国国内では、競技場やイベント会場で政治的、民族的、宗教的なスローガンや侮辱的な内容を含む旗や横断幕等を掲げることは禁じられています」と案内している。
中国では2000年代なかばにも小泉純一郎元首相の靖国神社参拝に反発する形で、反日運動が加速。日本製品の不買運動にくわえて、2004年7月に行われたAFCアジアカップの日本戦における中国人の妨害行為も話題を呼んでいた。
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