Jリーグ 浦和レッズ

ACL浦和戦に「複雑な気持ちだが…」中国・武漢三鎮の日本人監督が本音

高畠勉氏 写真:Getty Images

 中国1部・武漢三鎮は、今月20日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第1節で浦和レッズと対戦する。この試合を前に、武漢率いる高畠勉監督が自身の心境や意気込みを語った。

 武漢は2021シーズンに中国2部リーグ制覇を成し遂げると、昨季は昇格組ながらも1部優勝。今季は25試合を終えて11勝9分5敗と、首位クラブから勝ち点14差の5位。序盤の成績不振により、今年6月にペドロ・モリージャ監督を解任し、かつて川崎フロンターレを率いていた高畠勉氏を招へいしている。

 クラブ史上初となるACLでの一戦を控える中、高畠監督は前日会見に出席。新華社通信の報道によると、同監督は会見の場で以下のようなコメントを残したという。

 「私たちのチームには多くの外国人選手がおり、誰もが非常にプロフェッショナルです。私たちは自分たちのスタイルでプレーできると信じています。外国人選手の入れ替えはありましたが、ACLグループステージ突破を目指さなければいけません」

 「武漢の監督に就任した時​​から、この試合を楽しみにしていました。複雑な気持ちではありますが、中国クラブの監督として、全力で臨みたいと思います」

 高畠氏は現役時代、川崎の前身である富士通サッカー部でプレー。引退後は川崎の下部組織やトップチームでコーチを務めたほか、2008シーズンには関塚隆氏の監督辞任後にトップチームを指揮。2014年1月に川崎の育成・普及部長を退任すると、年代別の日本代表コーチをへて2016年から中国国内複数クラブで下部組織を指揮していた。

 ACLグループステージで浦和、浦項スティーラーズ(韓国1部)、ハノイFC(ベトナム1部)と対戦する武漢。かつてJリーグの舞台で指揮を執っていた日本人監督の手腕に注目が集まる。