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「日本代表がアジア杯でライバルも…」パリ五輪世代の韓国代表に母国ため息

藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」がドイツ代表を下したことにより、韓国国内では日韓比較論が噴出。「日韓の差がさらに広がった」という見方が広まる中、パリ五輪世代でも同様の議論が白熱している模様。MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV)、GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)らを擁するU22日本代表を警戒しているようだ。

 今月開催の「AFC U23アジアカップ2024予選」では、U22日本代表がバーレーン、パレスチナ、パキスタンと同居したグループDを首位通過。3試合で7得点、失点ゼロと安定感抜群の戦いぶりにより、パリ五輪予選を兼ねたアジアカップへの出場を決めている。

 一方、U22韓国代表はミャンマー、キルギス、カタールと同居したグループBで2位。本戦進出こそ決めたものの、開催国カタールに0-2と敗れるなどパリ五輪出場権獲得へ不安を抱えている。

 それだけに韓国メディア『ISプラス』は、「韓国代表は12日に“最弱国”ミャンマー相手に3-0と勝利。チャンスを逃す場面が多く、より点差をつけて勝たなければならなかった」と指摘。

 来年4月開幕のアジアカップ本大会にむけて「前回大会王者のサウジアラビア、韓国を下したカタール、日本とパリ五輪出場権を争うことになる。アジアサッカーの平均レベルが上がったことにより、以前よりもさらに厳しい戦いになる。ミャンマー戦で露呈した決定力不足が改善されない限り、パリ五輪出場は難しい」と見解を示した。

 なおパリ五輪の出場権は、アジアカップで上位3チームに与えられる。また4位のチームはアフリカ最終4位ギニアとのプレーオフで勝利した場合に出場権を獲得する。