ラツィオ所属MF鎌田大地は、日本代表招集により一時離脱。今月16日のセリエA(イタリア1部)第4節ユベントス戦でベンチスタートとなる可能性があるほか、マウリツィオ・サッリ監督は同選手の一時離脱に少なからず不満を抱いているようだ。
先月はじめにラツィオへ加入した鎌田は、セリエA開幕戦から3試合つづけてスタメン出場。開幕からの2試合で現地メディアから厳しい評価を受けていたが、今月3日の第3節ナポリ戦では決勝ゴールをマークしている。
また日本代表では攻撃陣に欠かせない選手として活躍。10日開催の国際親善試合ドイツ戦で先発出場し、巧みなポジショニングで相手守備陣を混乱させるなど、チームの勝利に貢献。ただ12日のトルコ戦では出番がなかった。
そんな中、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は「鎌田かゲンドゥージか?マウリツィオ・サッリ監督がユベントスとの大事な一戦で疑問抱える」と見出しをうち、中盤のポジション争いを特集。
「鎌田は代表戦で日本に戻らず、ヨーロッパでプレーした。移動による負担は限られている。サッリ監督は14日と15日のトレーニングを見て、(ユベントス戦での)彼の起用法を判断する」と伝える一方で「サッリ監督はマテオ・ゲンドゥージを望んでおり、ゲンドゥージ自身も(監督からの)信頼を感じている」とリポート。鎌田とMFマテオ・ゲンドゥージがポジション争いを繰り広げるとの見方を示している。
また同紙は「サッリ監督は代表ウィークによる中断期間を嫌っている」として、鎌田の代表参加による影響を指摘。「新戦力の鎌田とともに、練習に取り組むことを望んでいた」と綴るなど、鎌田の日本代表活動参加をサッリ監督が否定的に受け止めている現状もあわせて伝えている。
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