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守田英正の価値3倍に。スポルティングが放出検討?契約延長でも年俸1億円未満

守田英正 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF守田英正は、日本時間10日未明に行われた国際親善試合ドイツ戦で先発出場。所属クラブであるポルトガル1部スポルティングCPと契約延長の可能性が報じられる一方、同選手の市場価値に注目が集まっている。

 守田は昨年夏にCDサンタ・クララからスポルティングへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦29試合出場で6ゴール3アシストと結果を残すと、今季はここまでリーグ戦全4試合でフル出場。移籍金345万ユーロ(当時約5億2000万円)で獲得しただけに、現地では掘り出し物として高い評価を受けている。

 するとポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月7日に「スポルティングは近いうちに守田の契約内容を見直す」と報道。契約期間が現行の2026年6月から1年間延長されるほか、年俸は40万ユーロ(約6200万円)から60万ユーロ(約9500万円)に引き上げ。契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にアップするという。

 ただ同紙は11日になって「守田の市場価値が3倍に。昨年5月の時点では400万ユーロ(当時約5億4000万円)だったが、現在は1200万ユーロ(約18億9000万円)まで跳ね上がっている」とし、「これはビジネスチャンスだ」とリポート。スポルティングが契約延長交渉を進める一方、将来的な高額売却を目論んでいる可能性に触れたのだ。

 守田が現在受け取っている年俸については、『ア・ボーラ』が昨年7月に「チーム内での給与水準では中間レベル」と伝えていた。ただ今回契約延長した場合でも1億円未満と、ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也など一部のJリーガーよりも安い。それだけに選手サイドが決して好待遇とは言えないスポルティングの提示条件を受け入れるかは不透明とみられる。