日本代表・海外組 海外日本人選手

鎌田大地にラツィオ監督辛辣「レギュラー剥奪か」ドイツ戦活躍に関心なし

森保一監督(写真左)と鎌田大地(写真右) 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF鎌田大地は、日本時間10日未明の国際親善試合ドイツ戦で先発出場。カタールW杯につづく強豪国撃破に貢献した一方、所属先のラツィオで厳しい立場に置かれる可能性があるようだ。

 同選手は昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトの主力選手として活躍すると、先月はじめにラツィオへフリー移籍。セリエA(イタリア1部)開幕戦から3試合つづけてスタメン出場しており、今月3日のナポリ戦では移籍後初ゴールをマーク。チームの勝利に大きく貢献していた。

 そんな鎌田はドイツ戦でもスタメン出場し、59分までプレー。ゴール、アシストこそなかったものの、巧みなポジショニングで相手守備陣を混乱させていた。

 しかしイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は、今月16日のセリエA第4節ユベントス戦で鎌田にかわりMFマテオ・ゲンドゥージが先発出場する可能性を報道。これによると、マウリツィオ・サッリ監督はナポリ戦におけるゲンドゥージのパフォーマンスを高く評価している模様。鎌田については、以下のように綴っている。

 「サッリ監督は鎌田の役割に疑問を抱き始めている。ナポリ戦で決勝ゴールをあげたにもかかわらず、完全に納得できるパフォーマンスではなかった。まだ万全な状態でないとはいえ、鎌田(のパフォーマンス)は周囲の期待を大きく下回っている」

 森保ジャパンの攻撃陣で中心的な役割を果たしている鎌田。イタリアメディアがドイツ戦での活躍に触れていないだけに、ラツィオでの序列低下が心配される。