ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエルは、リーグアン(フランス1部)FCメス移籍が破談。浦和レッズからSTVVへ期限付き移籍中のGK鈴木彩艶とのポジション争いが予想されるが、依然として今夏移籍の可能性があるようだ。
以前からステップアップ移籍を熱望しているシュミットは、トルコ1部MKEアンカラギュジュやベルギー1部クラブ・ブルッヘへの移籍が破談に終わると、今季ベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけて先発出場。ベルギー紙『Het Belang van Limburg』は先月26日に「シュミットはSTVV退団が確定した」と伝えると、リーグアンのFCメスやFCロリアン移籍の可能性が報じられていた。
しかしフランス紙『レキップ』が移籍市場終了の数時間前に「シュミットは1日午前にメディカルチェックを受ける予定だったが、最終的にFCメスと契約を結ばない。今回のUターンの理由はまだ分かっていない」と、FCメス移籍破談を報道。同選手は今月3日のベルギー1部リーグ戦でベンチ外となった後、日本代表チームに合流している。
そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は「シュミットがトルコのクラブへ?」と見出しをうち、同選手の去就を特集。STVVが鈴木らゴールキーパー4選手を抱えていることに触れた上で「シュミットが残留した場合、GKが1人多すぎることになる。それにシュミットは来年6月に契約満了を迎える。日本人幹部は引き続き彼の移籍を期待している」としている。
また同メディアは「シュミットの選択肢のひとつ」として、トルコ移籍の可能性を指摘。トルコ国内クラブからの関心やオファーには触れなかったものの、「トルコの移籍期限は9月15日までだ」と綴っている。
移籍破談という不運に見舞われたシュミット。STVVに残留して鈴木とポジション争いを繰り広げる場合、STVV監督の決断次第では日本代表キャリアに影響が出る可能性も考えられる。
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