Jリーグ 清水エスパルス

ゼ・リカルド前清水監督がブラジル1部クラブ指揮へ。3か月契約で合意

ゼ・リカルド監督 写真:Getty Images

 清水エスパルス前監督のゼ・リカルド氏は、海外再挑戦の可能性が取りざたされたが、ブラジル国内クラブの監督就任に迫っているようだ。

 同氏は昨年6月、当時ブラジル2部だったヴァスコ・ダ・ガマの指揮官を辞任して清水の監督に就任。MFヤゴ・ピカチュウやMF乾貴士と即戦力の加入にもかかわらず、来日1年目の2022シーズンにJ2降格という結果に終わると、今季もJ2開幕戦から4月1日のヴァンフォーレ甲府戦まで5分2敗。スタートダッシュに失敗し、4月3日に清水監督を解任された。

 そのゼ・リカルド氏は清水監督解任後もしばらく日本に滞在していたが、今年6月に帰国。翌月には「ブラジル国内の複数クラブからオファーが届いている。彼は海外再挑戦を優先しているが、ブラジルに滞在する可能性も排除していない」と、ブラジルメディア『iG Esporte』が報じていた。

 すると今月4日になって「ゼ・リカルド氏がブラジル1部クルゼイロの監督に就任する」と、『Radio Itatiaia』をはじめ複数のブラジルメディアが一斉に報道。クルゼイロは7月中旬から8月末までのリーグ戦7試合で4分3敗と成績不振に陥り、先月29日にペパ監督を解任。ゼ・リカルド氏とは今季終了後までの3か月契約で合意に達したという。

 クルゼイロは過去にブラジル1部リーグを4度制覇。今季はここまで6勝8分8敗と、首位ボタフォゴFRから勝ち点25差の12位に沈んでいる。また同クラブ所属のFWブルーノ・ロドリゲスにはJリーグ移籍が噂されたが、残留している。