Jリーグ ヴィッセル神戸

京都・曺貴裁監督は「真のスポーツマンシップ」神戸・三木谷会長が称賛

曺貴裁監督 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は今月3日に行われた明治安田生命J1リーグ第26節で京都サンガと対戦。代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が、京都率いる曺貴裁監督のMF齊藤未月に関するコメントに心を打たれている。

 湘南ベルマーレで曺監督の指導を受けていた齊藤は今季、同クラブからの期限付き移籍により神戸でプレー。中盤の主力選手として活躍していたが、先月19日に行われたJ1リーグ第24節・柏レイソル戦でMF戸嶋祥郎とDFジエゴからタックルを受けて負傷退場。検査の結果、左膝関節脱臼、左膝複合靱帯損傷、内外側半月板損傷と診断されており、復帰まで1年間を要する見込みとなっている。

 曺監督は試合後のフラッシュインタビューで、教え子の大怪我についてコメントを求められると、「僕には想像できないです。本当に苦しんでいると思いますけど、みんなが待っているので。頑張ってと言うのは辛いと思うので。でも治してあげてください」と、言葉を詰まらせながら胸の内を明かした。

 この曺監督の言葉には、三木谷氏も感激。4日朝にX(旧ツイッター)上で「京都 曺貴裁監督の試合後のインタビュー『齊藤未月選手についての言葉』(そして涙)、本当に感動しました」と切り出すと、「真のスポーツマンシップ!」と同監督を称賛。

 「クラブとして、できることは全て行い、完全復帰に向けて全力でバックアップしていくことを改めてお約束いたします。ありがとうございました」と、改めて齊藤の全面サポートを宣言すると、「未月とトモニ!」「三木谷さん、ありがとうございます!」などのメッセージが多く寄せられている。