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“三笘の1ミリ”に酷似?鹿島・知念慶の湘南戦ノーゴール判定巡り議論白熱

知念慶 写真:Getty Images

 カタールW杯スペイン戦における“三笘の1ミリ”に似たような事象が、Jリーグ公式戦で議論の対象となっている。鹿島アントラーズ所属FW知念慶が、2日開催の明治安田生命J1リーグ第26節・湘南ベルマーレ戦でノーゴール判定に泣いた。

 知念は1-2とビハインドで迎えた後半22分、ペナルティエリア中央で相手選手を背負った状態でパスを受け、振り向きざまに右足からシュートを放つ。するとシュートはクロスバーを直撃した後に、ゴールラインにかかるかかからないか微妙な位置でバウンドした。

 主審はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末に、ボールがゴールラインを割っていないとジャッジ。DAZNの中継映像には、「入っている!」と抗議する岩政大樹監督の様子が映し出されている。

 またボールがバウンドした瞬間の静止画が、X(旧ツイッター)上で拡散。ゴールか否かでSNSユーザーの間でも意見が分かれているほか、VAR判定に対する厳しいコメントも。「三笘の1ミリみたい」「真上からの画像があればなあ…」「Jリーグにもゴールラインテクノロジー必要か」といった声も上がっている。

 昨年12月のカタールW杯日本代表対スペイン代表では、MF田中碧の決勝ゴール直前におけるMF三笘薫の折り返しが話題に。一見ゴールラインを割っているように見えたが、ボールがゴールラインに1.88mmかかっていることがゴールラインテクノロジーの映像により証明された。

 知念のシュートシーンでは、ボールがミリ単位でゴールラインにかかっている可能性もあるだけに、審判としては難しい判断を迫られた格好だ。