明治安田生命J2リーグの徳島ヴォルティスは先月、ポルトガル1部ボアヴィスタへ期限付き移籍しているMF渡井理己の移籍期間が来年6月まで延長されたと公式発表。しかし欧州の移籍市場終了間近になって、セリエA(イタリア1部)ジェノアからの関心が報じられている。
渡井は徳島の中心選手として活躍すると、昨年7月にボアヴィスタへ1年間の期限付き移籍により加入。海外挑戦1年目の2022/23シーズンは、ポルトガル1部リーグ15試合の出場で1ゴール1アシスト。期限付き移籍期間が1年間延長されたものの、今季もここまでリーグ戦3試合中2試合で出番なし。8月19日の第2節ポルティモネンセ戦で6分間プレーしたのみと、厳しい立場に置かれている。
そんな中、イタリアメディア『カルチョライン』は「イタリア国外の情報筋」と断った上で、渡井がジェノアの獲得候補に挙がっていると報道。「ボアヴィスタに渡井を完全獲得する意向はない」と伝えているほか、「トップ下の選手だが、両サイドでもプレー可能」と同選手の特徴も紹介。ただジェノアが徳島や選手サイドと交渉している可能性については、一切触れていない。
元日本代表FW三浦知良の古巣であるジェノアは、第2次世界大戦前にセリエAを9度制した古豪。2021/22シーズンにセリエAで19位に終わり2部降格となったが、2022/23シーズンは2部で首位フロジノーネから勝ち点差7の2位。1シーズンでのセリエA復帰を果たしている。
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