ワールドカップ 女子サッカー

W杯後のなでしこ達を追いかけろ!国内組&海外組の活躍地一覧

マンチェスター・シティ MF長谷川唯 写真:Getty Images

なでしこ海外組10名:各国リーグ専用チャンネルで応援!

今W杯をきっかけに初の海外挑戦へと動き出したのが、元マイナビ仙台レディース所属のMF宮澤ひなただ。8月25日にクラブが公式発表を行い、30日時点移籍先を検討中である。宮澤が海外組に加わるとなると、今W杯選出メンバーからは全10名のなでしこが日本を離れ経験を積んでいることになる。世界に挑戦する姿は誇らしく、日本からの応援にもより一層力が入るものだ。

W杯メンバー:海外クラブ在籍選手

  • DF熊谷紗希:ローマ女子/イタリア
  • DF清水梨紗:ウェストハム・ユナイテッド・ウィメン/イングランド
  • DF南萌華:ローマ女子/イタリア
  • MF長谷川唯:マンチェスター・シティ・ウィメンズ/イングランド
  • MF杉田妃和:ポートランド・ソーンズ/アメリカ
  • MF林穂之香:ウェストハム・ユナイテッド・ウィメン/イングランド
  • MF長野風花:リバプール・ウィメン/イングランド
  • MF宮澤ひなた:※8月30日時点海外クラブ移籍先検討中
  • MF遠藤純:エンジェル・シティ/アメリカ
  • FW浜野まいか:ハンマルビー/スウェーデン

イングランド女子1部:ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)

DF清水、MF長谷川、MF林、MF長野の4名がプレーするWSLの2023/24シーズンは、日本時間10月1日から来年5月18日まで。期間中にもしも現地イングランドへ行く機会がある方はスタジアム観戦に挑戦してみよう!オンラインでは『The FA Player』のページからアカウント登録後に無料で試合視聴ができる。

アメリカ女子1部:ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)

MF遠藤、MF杉田の2名がプレーするNWSLは、現在2023シーズン(3月26日~10月16日)全22節のうち第17節までが終了している。引き続き最終節まで2名の選手のプレーと共にリーグを楽しもう!オンラインでは同リーグの公式ライブ配信ページ『watch.nwslsoccer.com』で、アカウント登録後に無料で試合視聴ができる。

スウェーデン女子1部:ダームアルスヴェンスカン

FW浜野がプレーするスウェーデンの女子1部リーグ、ダームアルスヴェンスカンは、現在日本から試合のフル視聴などは限られている。浜野の所属するハンマルビー公式ページ内の「HTV(動画コンテンツ)」で、各試合のハイライトなど一部のみが配信されている。なお、現在は2023シーズン全26節のうちの第19節までが終了している。

イタリア女子1部:セリエAフェミニーレ

DF熊谷、DF南がプレーするセリエAフェミニーレは、2023/24シーズンが9月16日にスタート(来年2月17日まで)。現状では日本からの試合視聴方法はまだ未確定だ。少なくとも2選手が所属するローマ公式YouTubeチャンネルで、ハイライトなど一部だけでも視聴可能となることを期待したい。


日本女子代表 写真:Getty Images

勝負の世界の中で輝いた日本のパフォーマンス

今W杯でベスト8のステージまで上り詰めたなでしこジャパンは、8月11日に行われたスウェーデンとの準々決勝で惜しくも1-2で敗退。12年振りのW杯優勝という栄光は未来へとお預けとなったが、今大会を通して選手たちは少なからずなでしこジャパンの魅力を、他国の人々にも見せることが出来たのではないだろうか。

グループステージをクリーンシート(無失点)で突破し、結果チャンピオンとなったスペイン相手にも4-0の大勝。そしてなにより試合の中身を覗いてみると、メンバー全体の技術面の高さを知ることが出来た。その証拠とも言える1つに、大会を通じて最多5得点を挙げたMF宮澤ひなたが、大会唯一のゴールデンブーツ賞にも輝いた。

多くの人々は様々な想いを選手たちから得た。同時になでしこ達もまた世界の高さを知り、学び、そして次のステージへと歩みはじめた。なにやら日本の女子サッカーは、これから面白いことになりそうだ。

ページ 2 / 2

名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

筆者記事一覧