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前田大然のライバルに。セルティックの緊急補強を現地評価「決定力ある」

前田大然 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックは、今月28日までにギリシャ1部アリス・テッサロニキからFWルイス・パルマを獲得することで合意。日本代表FW前田大然の出場機会に影響を与える可能性が、現地で報じられている。

 前田は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでFW古橋亨梧やMF旗手怜央とともに主力選手として活躍し、リーグ連覇に大きく貢献。ブレンダン・ロジャーズ現監督のもと、今季もここまで公式戦全試合でスタメン出場している。

 しかしセルティックは今月20日のキルマーノック戦で0-1と敗れると、26日のセント・ジョンストン戦でも0-0と引き分け。古橋や前田が機能せず、スコットランド3冠消滅のショックを拭えていない中、今月末に複数選手を獲得する可能性が報じられている。

 英紙『デイリーレコード』によると、セルティックは移籍金350万ポンド(約6億5000万円)により、パルマ獲得でクラブ間合意に達したとのこと。28日に飛行機でイギリスへ向かう本人の姿が捉えられており、今週中に正式決定を結ぶ見込みだという。

 一方で英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、「パルマには、前田の大幅なアップグレードになる可能性がある」と主張。昨季ギリシャ1部リーグで29試合に出場し、11ゴールをあげたことに着目した上で「パルマはファイナルサードで同様のレベルのパフォーマンスを発揮できれば、前田よりも相手に脅威を与える存在となるかもしれない」と指摘。チャンス演出の能力でも前田より優れていると分析している。

 左ウイングを本職としつつも、ストライカーや攻撃的MFとしてもプレー可能なパルマ。ロジャーズ監督の戦術にフィットするのに苦労している前田にとって、ライバルとなるかもしれない。