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元FC東京・橋本拳人の去就白紙?スペイン2部ウエスカが選手登録で問題抱える

橋本拳人 写真:Getty Images

 かつてFC東京やヴィッセル神戸でプレーしていた日本代表MF橋本拳人は、依然として去就不透明である模様。スペイン2部SDウエスカ残留が確実と報じられていたが、正式契約までの過程で新たな問題が浮上している。

 橋本は昨年7月、FIFA特例によりロシア1部ロストフとの契約を停止し、1年契約でウエスカへ加入。2022/23シーズンのスペイン2部リーグ戦で42試合中33試合に出場するなど、中盤の主力選手として活躍していた。

 橋本には神戸やFC東京復帰の可能性が報じられていた。しかしウエスカのアンヘル・マルティン・ゴンザレスSD(スポーツディレクター)は今月中旬、スペイン紙『エラルド』のインタビューに応じた際、橋本と再契約の見通しが立っていると明言。1か月以上に及ぶ同選手のビザ発給問題は解決間近とみられていた。

 しかしスペインメディア『カデナ・セル』の報道によると、ウエスカは橋本を含めた数名の選手登録が完了していないとのこと。今年夏の移籍期間終了まで2週間を切る中、いまだにスペインリーグが定めるサラリーキャップ制に関する問題を抱えており、DFアンドレイ・ラティウをはじめ複数選手の放出を急ぐ必要があるとのことだ。

 なお橋本本人は16日に30歳の誕生日を迎えた際、インスタグラムで「スペインのVISAを待つこと約1か月。。早くサッカーしたい」と複雑な心境を明かしていた。スペイン2部リーグ開幕から1週間以上が経過しているだけに、ウエスカ幹部には編成面で抱える問題の早期解決が求められる。