ヴィッセル神戸所属MF齊藤未月は、今月19日に行われた明治安田生命J1リーグ第24節・柏レイソル戦で負傷退場。MF戸嶋祥郎とDFジエゴによる齊藤へのタックルがノーファウルと判定されたことに異論が沸き起こる中、DAZN制作番組『Jリーグジャッジリプレイ』で議題にあがらなかったことにも様々な意見が寄せられている。
齊藤は前半21分、ペナルティエリアで右足でシュートを放つと、相手選手に当たって跳ね返ってきたセカンドボールに反応。左足を振りぬいた直後、戸嶋とジエゴからタックル。両選手に挟まれた後ピッチで立ち上がれず、担架に乗せられて退場。主審はファウルをとらず、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)も介入することなく、ゴールキックで試合再開となった。
齊藤負傷時のDAZN中継映像はX(旧ツイッター)上で拡散。ジエゴが足裏で齊藤の脚を踏んでいたこともあり、「完全にアフター」「これがノーファウル?」「なぜVAR(ビデオアシスタントレフェリー)は介入しなかったの?」「足裏で膝削ってるし退場にしてほしい」などと判定に対する疑問が沸き起こっていた。
神戸所属DF大﨑玲央をはじめ関係者も異論を唱える中、22日に公開された『Jリーグジャッジリプレイ』では、元審判員の家本政明氏をはじめ出演者による言及は一切なし。
X上では「映像見る人によったら気分悪くなるし仕方ない」「映像が衝撃的すぎて取り上げられない」と番組を擁護する声がある一方で、「映像が使いにくいにしても、何か触れることはできたのではと思う」と残念がるファンも。怒りの声も沸き起こっているが、「Jリーグが公式声明出すから言及ないのかな」「レフェリーブリーフィングとかでの審判協会のコメント待つしかない」などと、冷静なコメントも見られる。
なお神戸は今回の一件をうけて、JFA審判委員会へ意見書を提出。代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「故意か否かではなく、このような危険なプレーを防ぐためにレッドカードがあるのだと僕は思う。足裏でサンドイッチ。JFAに睨まれようと、なんと言われようとこれはうちのクラブとしては放置はできません」と抗議の姿勢を見せている。
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