日本代表・海外組 海外日本人選手

アーセナル冨安健洋退場にファン不満…主審に批判殺到「アジア人差別」

冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、21日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)第2節のクリスタル・パレスで退場。ネット上では「アジア人差別」などと、主審の判定に対する批判が沸き起こっている。

 冨安は今季、左サイドバックやセンターバックでの起用が濃厚と報じられる中、開幕節のノッティンガム・フォレスト戦では50分から負傷退場のDFユリエン・ティンバーにかわり左サイドバックでプレー。ティンバーは右膝の靭帯損傷により、数カ月の戦線離脱が確実と報じられている。

 そんな中で迎えたクリスタル・パレス戦で、冨安は左サイドバックでスタメン出場。しかし1-0で迎えた67分、ロングボールに対するFWジョルダン・アイェウとの駆け引きで、冨安の左手がアイェウの背中に触れた瞬間、アイェウが転倒。主審は冨安に対して2枚目のイエローカードを提示した。

 この判定に対しては、X(旧ツイッター)上で「厳しすぎる」「ちょっと納得いかない」「冨安のあれでイエローならファウル全てイエローかレッドのレベル」と、日本のサッカーファンから不満が噴出。「アジア人差別露骨すぎる」「アジア人差別と思われても仕方ない」など、偏見の可能性を指摘するSNSユーザーも多く見られ、「アジア人差別」がトレンド入りしている。

 アーセナルの左サイドバックでは、プレシーズンマッチから欠場が続いていたDFアレックス・ジンチェンコが復帰。クリスタル・パレス戦では89分から途中出場している。冨安にはティンバーの負傷離脱によりレギュラー奪取のチャンスが訪れたものの、不運な判定に泣いている。