ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、今月12日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)開幕節ルートン戦で先発出場。スタンドにボールを蹴り込んでイエローカードを貰っているが、日本代表OBの槙野智章氏が同選手の行為を前向きに捉えている。
ネット上で話題を呼んでいるのは、前半43分のシーン。三笘は左サイドでDFペリー・ルドック・ムパンズと1対1の局面で縦へのドリブル突破を試みたが、相手に身体を入れられる。そしてボールがそのままゴールラインを割ると、ボールをスタンドに蹴り込んだ。
プレミアリーグでは今季から時間稼ぎと解釈可能な行為に対して、より厳しい判定が下されるようになっている。三笘の行為も時間稼ぎに該当するとして、イエローカードの対象となった。
しかし槙野氏は、このボールを蹴り出した行為を称賛。今月20日放送の『ABEMAスポーツタイム』に出演した際、以下のようなコメントを残している。
「こういう気持ちを表に出す選手ではないので、悔しい表情だったり、自分のプレーがうまくいかない時のアクションが見れたのが良かった。ひとつ前のシーンでは、シュートチャンスで味方にパスしたけど、味方がゴールを決められなかった悔しさもあったのでは。『シュート打っておけば良かった』という思いもあったと思う」
なお三笘は19日に行われたプレミアリーグ第2節ウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦で1ゴール1アシストをあげている。昨季の活躍ぶりから相手選手のマークが厳しくなるとはいえ、同選手のさらなる飛躍が期待される。
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