日本代表MF藤田譲瑠チマは今月、横浜F・マリノスからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍。ラツィオ所属MF鎌田大地をはじめSTVVからステップアップを果たした日本人選手の影響や、今後のキャリアについて語っている。
藤田は東京ヴェルディや徳島ヴォルティスを経て、2022シーズンから今季途中まで横浜FMでプレー。昨季のJ1リーグで29試合の出場で、J1制覇に大きく貢献したほか、昨年7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権・決勝大会で日本代表デビュー。国内屈指の有望株として注目を集める中、先月27日にSTVVへの完全移籍が正式決定している。
その藤田は今月10日から新天地でのトレーニングに参加。12日のベルギー1部リーグ第3節アンデルレヒト戦ではベンチ外だっただけに、20日に控えるKAAヘント戦でのデビューが期待される。
STVVはこれまで数多くの日本人選手を獲得。リバプール移籍に迫っているMF遠藤航やアーセナル所属DF冨安健洋など、一部日本代表選手の古巣でもある。
それだけに藤田はベルギー紙『HBVL』のインタビューで「冨安さんや鎌田さんがこのクラブでキャリアをスタートさせたという事実が、STVVへの移籍を後押ししてくれました」とコメント。「プレミアリーグでのプレーが僕の夢です」と、遠藤と同じく世界最高峰でのプレーを望んでいる。
元ヴィッセル神戸指揮官であるトルステン・フィンク監督のもと、新シーズンを戦っているSTVV。MF伊藤涼太郎をはじめ新戦力を多く抱える中、藤田の台頭が期待される。
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