Jリーグ 町田ゼルビア

G大阪行き破談告白も!元町田ポポヴィッチが監督業再開

ランコ・ポポヴィッチ監督 写真:Getty Images

 昨季まで明治安田生命J2リーグ・FC町田ゼルビアを率いていたランコ・ポポヴィッチ氏が、母国セルビアで監督業を再開。町田指揮時にガンバ大阪から関心を寄せられていたことも明かしている。

 ポポヴィッチ氏は2006年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと、サンフレッチェ広島のアシスタントコーチを担当。2008年にセルビア1部FKスパルタク・スボティツァで監督としてのキャリアをスタートすると、2009年に再来日。大分トリニータ、町田ゼルビア(現FC町田ゼルビア)、FC東京、セレッソ大阪で指揮を執った。

 2014年6月のC大阪監督解任後はスペインやタイなど複数国で監督を務めたが、2020シーズンにJリーグ再挑戦。町田を3シーズンにわたり率いたものの、J1昇格を果たせず昨季終了後に退任。その後は半年以上にわたり無所属状態となっていた。

 同氏は今月10日、セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィサドの監督に就任。同クラブは2022/23シーズンのセルビア1部リーグを5位で終えていたが、今季は開幕から公式戦4連敗。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選2回戦で敗れると、リーグ戦でも連敗スタートとなっている。

 そのポポヴィッチ氏は昨年11月、ドイツ誌『キッカー』のインタビューで町田監督就任直前の出来事を回顧。2019年10月に『株式会社サイバーエージェント』が町田の経営権を取得したことに話題が及ぶと「サイバーエージェントが新しいプランを掲げて人材を提供するのはいいんだ」

 「だけどガンバ大阪が(私の招へいに)興味を示していただけに、クラブ幹部が私をG大阪に行かせなかったことが残念だったよ」と、宮本恒靖の後任としてG大阪監督就任の可能性があったことを明かしている。