Jリーグ

【J2リーグ2023】攻撃を牽引する外国籍選手ランキングトップ5

写真:Getty Images

シーズン後半戦に入り、ますます順位争いが熱を帯びる2023明治安田生命J2リーグ。町田ゼルビアが黒田剛監督のもとJ1初昇格を狙って急成長を遂げて首位を走り、J1経験が豊富な他のクラブも負けじと後を追う展開になっている。

日本人若手選手の台頭や代表経験もあるベテラン選手たちの安定感ある働きもさることながら、外国籍選手の働きも目立っている。特に攻撃陣では、各クラブが多くの外国籍選手を起用する傾向にあり、得点に直結する働きが多数見受けられる。

ここでは、そんなJ2上位クラブで攻撃を牽引し、躍進に大きく貢献している外国籍選手5名をその活躍度合いの高い順にランキング形式で紹介していく。


ヴァンフォーレ甲府 FWピーター・ウタカ 写真:Getty Images

5位:ピーター・ウタカ(ヴァンフォーレ甲府)

2019シーズン以来4季ぶりにヴァンフォーレ甲府へ帰還したFWピーター・ウタカ。Jリーグでのキャリアも長くなり年齢も39歳と大ベテランになったが、2023シーズンは、新加入にも関わらず第29節終了時点のここまで11ゴールをマーク。昨季J2で18位と低迷したクラブの攻撃を牽引し、プレーオフ圏内へと導いている。

特にゴール前での存在感は衰える気配がない。ディフェンダーを外す動き、クロスに対する的確なポジション取りやシュートの上手さと、相手守備陣に恐怖を与える存在であることは間違いない。MF長谷川元希やFWジェトゥリオら中盤の選手から質の高いボールが供給されていることも、ウタカの良さを引き出す要素となっている。

甲府は終盤戦に向け、V・ファーレン長崎からFWクリスティアーノを期限付きで獲得。攻撃陣はますます活性化することが予想される。チームを現状プレーオフ圏の6位に導いている得点力と、今後さらにウタカが得点を量産するためのクラブ体制が整っていることからランキング5位とした。


清水エスパルス FWカルリーニョス・ジュニオ 写真:Getty Images

4位:カルリーニョス・ジュニオ(清水エスパルス)

昨2022シーズンはJ1で17位に終わり、2016年以来7年ぶりにJ2で戦っている2023シーズンの清水エスパルス。昨季のJ1得点王であるFWチアゴ・サンタナや元日本代表MF乾貴士ら豪華なメンバーが名を連ねている清水で、ナンバー「10」を背負うFWカルリーニョス・ジュニオの存在も忘れてはならない。

8月6日の第29節終了時点ここまで10ゴールはチーム最多であり、自身が得点を挙げた試合は全て勝利していることから、まさしく勝利を呼ぶ存在として躍動している。こぼれ球への好反応、狙いすましたミドルなど、豊富なゴールパターンで獲得した10得点は見事だ。

また、今季のカルリーニョスは守備での貢献も目立つ。前線からの積極的なプレスで奪いきり、そのままゴールに迫るシーンを多く作れている。シーズン序盤に苦戦を強いられた影響が色濃く、圧倒的な戦力を誇りながら未だ自動昇格圏にたどり着けない清水。1年でJ1に復帰するためにも、シーズン後半で背番号「10」にかかる期待は大きい。攻守に渡る躍動ぶりからランキング4位とした。

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名前大島俊亮
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