浦和レッズ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、2日開催の天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦でベンチ外。プレミアリーグ(イングランド1部)マンチェスター・ユナイテッドからのオファーを拒否したと報じられる中、ここにきて日本代表GKシュミット・ダニエルの後釜としてベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ移籍する可能性があるようだ。
鈴木は2021年に浦和のトップチームへ昇格。同年にYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞したほか、昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で日本代表デビュー。有望株として期待されているものの、今季はここまでリーグ戦で出番がなく、ルヴァン杯5試合でプレー。昨季につづき、GK西川周作から正守護神の座を奪えていない。
そんな鈴木は、パリ五輪参戦を目標とする上での出場機会確保を優先したい模様。ユナイテッドではGKアンドレ・オナナのバックアッパーとなることがほぼ確実ということもあり、同クラブからのオファーを拒否したと日本国内で報じられている一方、ユナイテッドと同じくSTVVも移籍先候補にあがっていた。
その中、STVVの正守護神であるシュミットにフランス1部メス移籍の可能性があると、一部の日本メディアが報道。一方ベルギーメディア『Voetbal』は今月中旬、STVVがシュミット退団に備えて鈴木や昨季限りでケルンを退団したGKティモ・ホルンの獲得に動く可能性を伝えている。
ユナイテッドとは異なり、STVVだと鈴木が出場機会を得る可能性は十分にある。名古屋戦ベンチ外で今夏移籍の憶測が広まっているだけに、今後もシュミットと鈴木の動向から目が離せない。
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