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天皇杯で川崎と対戦。高知SC胸スポンサーの正体巡り物議「契約見直しを」

天皇杯 写真:Getty Images

 JFL(日本フットボールリーグ)所属の高知ユナイテッドSCは、天皇杯でガンバ大阪や横浜FCを撃破。今月2日に川崎フロンターレと対戦しているが、新たにメインスポンサー契約を結んだ一般社団法人のビジョンや理念を巡って、ネット上で不安の声が沸き起こっている。

 高知SCは1日に『一般社団法人WellBeing協会』とメインスポンサー契約を結んだと公式発表。川崎戦からユニホームシャツ前面(胸)部分にロゴを掲出するとした上で、同協会とスポンサー契約に至った背景を以下のように説明している。

 「一般社団法人WellBeing協会様は『高知の子供たちが、未来に希望を持てるような機会』を創出したいと考えており、サッカー教室などで地域振興の活動を担う、『選手の健康面のサポートをしたい』との想いから、メインパートナーとしてクラブをサポートしていただけることになりました」

 そのWellBeing協会の内藤晴輔代表理事は、2021年8月に高知市内で講和会を実施したほか、オンライン茶話会も複数回にわたり開催。2021年の講和会案内サイトでは、同氏の経歴について「58歳から10年間、平成天皇の教育係The highest ranking officerの下、世界情報の収集分析を仰せつかっていた。国際政治の表裏、フェイクニュースの見分け方・歪められた歴史等の真実を伝え続けている」(一部抜粋)と紹介されている。

 スポンサー契約をアナウンスした高知SC公式ツイッターアカウント(現X)の投稿には、「素晴らしいです!」「内藤先生ありがとうございます!」「応援しています」といった好意的なリプライが多く見られている。

 しかし引用リツイートでは、WellBeing協会の正体を疑う声が。「今の令和天皇は自閉症です」などと天皇陛下に関する内藤氏の過去発言が拡散されており、スポンサー契約の見直しを求めるメッセージが殺到。「リプライで称賛のメッセージを送っているSNSユーザーは信者なのでは?」といった指摘も見られるほか、高知SCの財政状況を心配するサッカーファンもいる。

 なおWellBeing協会の公式サイトでは「新しい社会を共に創りましょう」として、以下のようにビジョンが紹介されている。

 「”日本を、後世に素晴らしい国として残したい”というビジョンのもと、心身ともに豊かで健全、自立した人財を育成し、より良いコミュニティを形成していくことを目的に活動しております」

 「まずは、巷にあふれる情報とどう向き合い、読解していくといいのか、共に考え、共に歩めるコミュニティであること、そして、会に集まった資金は全て、人道支援活動に充てていくこと」

 「人と自然に貢献する農業、未来を担う子どもたち、人間が人間らしく生き生きと生きるために必要な文化・芸術、それらに関わる人たちや、その活動の支援を行なっていきます。日本人の魂の回復、日本文化の再生に向け、皆さまに助けていただきながら事業を進めてまいります」