クロアチア1部ディナモ・ザグレブは先月末、北海道コンサドーレ札幌からMF金子拓郎を期限付き移籍により獲得。金子が先月末にデビューを飾る中、ここにきてさらなる日本人選手獲得の可能性が報じられている。
クロアチアメディア『Germanijak』の報道によると、攻撃陣の戦力強化を目指しているディナモ・ザグレブはクロアチア1部ロコモティヴァ・ザグレブからMFルーカス・カチャヴェンダとMFルカ・ストイコヴィッチを獲得するとのこと。
カチャヴェンダの移籍に関してはすでにクラブ間合意に達しており、今週末にも正式決定する見込み。一方のストイコヴィッチについては、レンタル移籍という形でロコモティヴァに残留する可能性があるという。
ただ一方で『Germanijak』は、両選手の移籍が破談に終わる可能性も指摘。記事内では「(ディナモ・ザグレブの補強候補には)まだ2人の日本人選手が待機している。彼らのポジションと名前はまだ知られていないが、ロコモティヴァとの交渉が成立しない場合に(日本人選手の獲得にむけた動きが)本格化するだろう」
「金子はフィジカルコンディション、規律、粘り強さでここまでディナモ・ザグレブを喜ばせているが、これらはよく知られた日本人のクオリティだ」と綴られている。
その金子は先月25日にディナモ・ザグレブへの移籍が正式決定。29日のクロアチア1部第2節イストラ戦で早速フル出場し、チームの勝利に貢献している。クロアチア紙『Sportske novosti』はイストラ戦でのパフォーマンスを踏まえて、同選手の可能性について以下のように評している。
「金子はコンプレックスのない選手で、足元にボールを置いてゴールキーパーに真っ向からアタックすることを好む。(クロアチアでのプレーに)慣れて十分な出場時間を得たら、単なるマーケティング目的の選手ではなく、より具体的な存在に成長する可能性がある」
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