元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからオランダ1部フェイエノールトへの完全移籍が決定的と報じられている。そんな中、現地では上田がフェイエノールトでさらなる成長を遂げるべく改善すべき点に注目が集まっている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍。加入当初は本職ではないトップ下でのプレーが続いたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。海外挑戦1年目にしてベルギー1部リーグ戦で22ゴールをあげたほか、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)でもプレー。サークルとは2026年7月まで契約を残しているが、今週にもフェイエノールト移籍が正式決定する見込みだという。
オランダの放送局『RTV Rijnmond』は1日、上田の経歴やプレースタイルなどを特集。その中で、同選手の問題点について以下のように指摘している。
「上田は英語、オランダ語をほとんど話せない。日本語を話せる女性通訳が付いている。内気で物静かな人であり、誰かの後ろにいるのが好きなようだ」
「(プレー面では)彼はオフ・ザ・ボールの動きで改善する必要がある。ボールが自分のラインを超えた時、ボールの行方を逃すことがある。それに守備でもより安定したパフォーマンスを発揮する必要がある」
また『RTV Rijnmond』は、上田がフェイエノールト移籍を決断した背景も説明。「プレミアリーグやブンデスリーガからも関心があった。だがフェイエノールトだと、オランダ1部リーグやUEFAチャンピオンズリーグのトップでプレーできる。彼にとって良い一歩である」と綴っている。
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