2023FIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア&ニュージーランド大会を戦う、FIFAランキング11位のサッカー日本女子代表(なでしこジャパン) は、グループステージ第1節でザンビア(同77位)に5-0、第2節ではコスタリカ(同36位)に2-0と危なげなく2連勝。本日(7月31日)16時からの第3節スペイン戦を直前に控え、早くも4大会連続の1次リーグ突破を決めた。
ここまでの2試合はNHK(BS1)で中継されたが、現時点で一般層への認知度は残念ながら高くない。2011年の女子W杯で優勝したなでしこジャパンが「優勝後遺症」とも言うべき症状から抜け出すには、さらに勝ち進む必要がありそうだ。
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今W杯、いよいよ地上波お披露目へ
今大会ここまで、ザンビア戦、コスタリカ戦ともに技術の高さを活かしたパスワークで相手を圧倒したなでしこジャパン。コスタリカ戦ではスタメン4人を入れ替え、さらに選手交代によって後半はやや失速したものの、2試合での合計得点は7、失点は0と危なげのない戦いをみせている。
コスタリカ戦でドリブル突破から2点目を奪取したFW藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は現在19歳。男女のW杯を合わせ、日本で初めて10代で得点を挙げた選手となるなど、注目の記録も生まれている。
大会前は優勝候補に挙がっていなかったものの、2試合で実力を示し世界中から注目を集める存在になりつつあるが、日本国内での盛り上がりはまだまだといったところ。FIFA(国際サッカー連盟)が設定した放映権料が高額だったこともあり大会直前までテレビ中継が決まらず、大会約1週間前になってようやくNHKでの中継が決定した。
ただし、グループステージの第2節までは地上波でなくBSでの中継。第3節のスペイン戦から、ようやく地上波でお披露目となる。決勝トーナメントも含め日本戦はすべてNHKで見ることができる。
インターネット回線を介せば「FIFA+(プラス)」にて全試合日本語実況で無料視聴可能なのだが、サッカーファン以外への認知度は低いのが現状だ。幅広く認知され人気を得るには、地上波で放送されるに越したことはない。
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