日本代表・海外組 海外日本人選手

セルティック岩田智輝、ポジション変更で評価上昇「CBにしては小柄で…」

岩田智輝 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックは29日、練習試合でプレミアリーグ(イングランド1部)ウルバーハンプトン・ワンダラーズと対戦。FW古橋亨梧が1ゴールを叩き出して注目を集める中、現地ではMF岩田智輝に対する評価が高まっている。

 岩田は今年1月に横浜F・マリノスからセルティックへ移籍すると、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでは主にセントラルミッドフィルダーやセンターバックとしてプレー。しかしブレンダン・ロジャーズへの監督交代により、起用法に変化が見られている。

 同選手は日本ツアーの横浜FM戦とガンバ大阪戦でいずれも先発出場すると、ウルバーハンプトン戦では右サイドバックのポジションでスタメン出場している。

 英紙『スコッツマン』は試合後、岩田について「(ウルバーハンプトンのアタッカーである)マテウス・クーニャを賢明なゲームマネジメントで束縛するという岩田のプレーは効果的だった」と評価。

 「新たな中盤のオプションとして、セルティックにやって来た。彼はセンターバックでのプレー経験が豊富だったが、その細い体格から、彼が定期的に争うポジションであるとは思えなかった。しかしキャメロン・カーター=ヴィッカースの負傷離脱により、昨シーズンの最後の数週間にセンターバックでの出場を余儀なくされた」と、昨季の起用法についても説明している。

 セルティックは来月2日にアスレティック・ビルバオとの練習試合を終えると、5日にスコットランド1部リーグ開幕戦へ臨む。ロジャーズ監督のもと、右サイドバックとして評価を高めている岩田のさらなる飛躍が期待される。