日本代表MF鎌田大地は、2022/23シーズン限りでブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団。セリエA(イタリア1部)ミラン移籍が破談と報じられる中、本人が移籍報道に言及した。
ミランは先月、パオロ・マルディーニ氏をはじめ鎌田を高く評価していたクラブ幹部を解任。トップ下の新戦力としてチェルシーからMFクリスチャン・プリシッチを獲得したほか、EU圏外選手枠でナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼの獲得によりビジャレアルと合意。鎌田獲得の可能性は消滅したと、イタリア国内で報じられている。
また英メディア『スカイスポーツ』イタリア版は25日、今季UEFAチャンピオンズリーグ出場クラブであるラツィオの鎌田獲得断念を報道。選手サイドが年俸500万ユーロ(約7億8000万円)や代理人への手数料を要求したことが、交渉打ち切りの原因をみられている。
今月27日にはインテルと代理人による交渉も報じられている鎌田。日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、移籍先決定にむけての進捗状況について以下のようなコメントを残している。
「まだサインしていないのは、自分が休暇の間に一度向こうに行ってまた(日本に)戻って来るのが嫌なので。(関係者とは)休暇が終わってから(戻ってくる)という話もしている」
「今年2月の代表ウィークが終わってから『もうここ(このクラブへ移籍する)』とは言っている。実際にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のクラブから正式オファーが4つ届いた。その中から最終的には2クラブに絞った。それで『もうここ(に決めた)』とは言っている。もう基本的には合意していると思う」
番組の収録日は今月3日であり、ミラン移籍破談報道が飛び交っているタイミングと被る。またCLグループステージに参戦するクラブでは、インテルの他にもMF久保建英擁するレアル・ソシエダ、ナポリ、アトレティコ・マドリードも鎌田の移籍先候補として報じられている。本人が2シーズンつづけてのCL参戦を予告しただけに、今後の去就報道に注目が集まる。
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