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浦和でも出番限定…鈴木彩艶のマンU移籍拒否報道に英紙「第3GKとして…」

鈴木彩艶 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、プレミアリーグ(イングランド1部)マンチェスター・ユナイテッド移籍したと報じられている。その鈴木の動向に現地メディアも注目している。

 鈴木にはユナイテッドとベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からの関心が報じられていた。しかし日本国内では、出場機会確保という観点からユナイテッド移籍を拒否したと報じられている。

 英紙『デイリーメール』は日本国内の報道内容を引用した上で「ユナイテッドはJリーグ史上最高額となる移籍金500万ポンド(約9億円)でオファーを提示していた」と伝えている。

 またユナイテッドがフェネルバフチェ所属GKアルタイ・バユンドゥルに関心を寄せていることもあわせて伝えると、「パリ五輪出場を目指す鈴木は、出場時間を優先していると考えられる。ユナイテッドへ移籍すれば第2GK、あるいは第2GKとしてカップ戦でのプレーに限定されるだろう」と綴っている。

 一方で同紙はバユンドゥルの去就について「アヤックスなど他クラブも関心を寄せている」とリポート。オナナのバックアッパーという立ち位置を嫌い、出場機会の確保が見込まれるクラブへ移籍する可能性を伝えている。

 ユナイテッドのゴールキーパー陣では、長年チームを支えてきたGKダビド・デ・ヘアが退団。後釜としてインテルからGKアンドレ・オナナを獲得しており、デ・ヘアにかわる正守護神として期待されている。

 鈴木は2021年に浦和のトップチームへ昇格。同年にYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞したほか、昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で日本代表デビュー。有望株として期待されているものの、今季はここまでリーグ戦で出番がなく、ルヴァン杯5試合でプレー。昨季につづき、GK西川周作から正守護神の座を奪えていない。