元ガンバ大阪所属選手の日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツでプレー。MF長谷部誠擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトからの関心が伝えられているが、リーグアン(フランス1部)LOSCリールが同選手の争奪戦で優位に立っているようだ。
中村の新天地については、フランスメディア『Sport』が今月17日にリール移籍の可能性を報じた上で「唯一のライバルクラブはアイントラハト・フランクフルトだ」とリポート。日本代表FW伊東純也擁するスタッド・ランスへの移籍拒否もあわせて報じていた。
またリールのオリビエ・ルタン会長は同選手獲得の可能性について「彼はとても興味深いプロフィールを持った選手だ。彼はリールでプレーすることにかなり興味を持っている」とコメント。クラブ間合意に達していないことを明かしている。
するとフランスメディア『フット・メルカート』は25日、中村を巡る争奪戦について「フランクフルトとリバプールからの関心にもかかわらず、リールがポールポジションに立っている」とリポート。
「中村本人は当初、フランスでプレーすることに消極的だった。しかし今では考えを変え、リーグアンとリールについての情報を収集している」と、選手サイドの意向もあわせて伝えている。
一方リンツのラドバン・ブヤノビッチSD(スポーツディレクター)は、オーストリア紙『オベレステリチェ・ナハリヒテン』の取材に対して「交渉は続いている」とコメント。リールとの交渉を認めたという。
なお『フット・メルカート』の報道によると、イングランドのクラブが移籍金700万ユーロ(約10億9000万円)で中村の獲得オファーを提示した模様。しかしリンツはこれを却下。移籍金として1100万ユーロ(約17億1000万円)の支払いを求めているという。
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