ベルギー1部昇格組のRWDモレンベークは今月19日、FC東京からMF安部柊斗を完全移籍により獲得したと公式発表。同選手の活躍が期待される中、2023/24シーズン開幕5日前にビンセント・エウフラール監督やコーチングスタッフの契約解除に踏み切った。
モレンベークは2019/20シーズンにベルギー2部リーグへ昇格。2020年12月からエウフラール氏がチームを率いる中、2022/23シーズンの2部リーグで優勝。21年ぶりにベルギー1部へ昇格を果たすと、安部をはじめ複数選手を獲得していた。
そのモレンベークは今月29日にベルギー1部開幕節KRCヘンクを控える中、突如エウフラール監督やアシスタントコーチ、コーチングスタッフほぼ全員を解雇。クラブのオーナーは「ベルギー1部リーグやヨーロッパで安定した成功を収めるための基礎を築くための決断」と説明。エウフラール監督の後任は25日にも公式発表される見通しだ。
安部はFC東京の主力選手として活躍。16日の明治安田生命J1リーグ第21節・鹿島アントラーズ戦を最後にFC東京を離れ、ベルギー入り。24日の練習試合オリンピック・リヨン戦でデビューしていただけに、監督交代による影響が心配される。
なお安部とモレンベークの契約内容については、ベルギーメディア『Voetbal』が「2026年6月までの3年契約である」と報道。移籍金は70万ユーロ(約1億1000万円)とみられる。
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