Jリーグ ヴィッセル神戸

ボージャン、J1神戸時代は孤独だった「日本人は良い人多いが…」

ボージャン・クルキッチ 写真:Getty Images

 かつてバルセロナやヴィッセル神戸でプレーしていたボージャン・クルキッチ氏が、日本での経験を語っている。

 同氏はバルセロナやローマ、ミランなど複数クラブをへて、2019年8月からおよそ1年4か月間MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)CFモントリオールでプレー。神戸には2021年8月から2022シーズン終了後まで在籍していたが、コンディション不良に悩まされて出場機会が限定。今年3月23日に現役引退を発表している。

 引退から4か月が経過する中、ボージャン氏は米メディア『ジ・アスレチック』のインタビューで現役時代を回顧。バルセロナ時代に抱えていた葛藤など多くを語る中で「今までのあらゆる経験に孤独がつきものだった。特に最後3年間のアメリカと日本がそうだったね」と日本での生活にも言及したという。

 そんなボージャン氏は今年4月にも日本での経験を語っていた。スペインのサッカーYouTubeチャンネル『ザ・ワイルド・プロジェクト』に出演した際、以下のようなコメントを残したという。

 「日本人は表面的にはすごく良い人が多いけど、ある一定の部分からそれ以上は仲良くなれないんだ。スペインでは挨拶やハグといった習慣があるけど、日本にはない。(ヴィッセル神戸でも)『おはよう』と挨拶しない選手がいたね」

 「アンドレス(・イニエスタ)には、こう言ったのさ。『もう1年も一緒にいるのに、こんな日々は無理だよ』とね。アンドレスは日本の習慣を受け入れているんだけど、僕が受け入れられないね。でも彼らに悪気があるわけではない。日本での時間は辛かったよ。ただ同時にやりがいもあったし、学ぶことも多かったね」