Jリーグ 清水エスパルス

ピカチュウ、フォルタレーザ残留熱望も「清水の意向が…」買取OPは0.7億円

ヤゴ・ピカチュウ 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・清水エスパルスでプレーしていたブラジル人MFヤゴ・ピカチュウは、清水からブラジル1部フォルタレーザECへ期限付き移籍中。買い取りオプション行使の期限が近い中、選手本人が自身の去就について語っている。

 ピカチュウは昨年7月にフォルタレーザから清水へ完全移籍。昨季J1リーグ12試合の出場でノーゴールという結果に終わると、清水のJ2降格もあり古巣へ復帰。2023シーズンはここまで公式戦44試合出場で8ゴール8アシストをマーク。ただブラジル1部リーグ戦では、スタメン出場4試合にとどまっている。

 買い取りオプションの行使期限については、ブラジル紙『O POVO』が先月に「フォルタレーザはピカチュウの買い取りオプションを行使する場合、今年8月31日までに清水に通達する必要がある。金額の支払いは今年末に行われる」と伝えていた。

 そんな中、ブラジルメディア『ne45』の報道によると、ピカチュウは今月13日の記者会見に出席。自身の去就について、以下のように語ったという。

 「契約の条項で、フォルタレーザが優先権を持っている。僕は常にフォルタレーザに戻りたいと言ってきた。(買い取りオプション行使の期限まで)時間があるからというわけではないが、まだ何も話はしていない。もちろん残留したいという気持ちはあるが、それは僕だけの問題ではない。日本のクラブ(清水)が僕を戦力として計算しているかどうか次第なんだ」

 なおブラジルメディア『Torcedores』は今年4月、買い取りオプションの設定額が50万ドル(約6900万円)だと報道。清水とピカチュウの契約は2024シーズン終了後まで残っている。

 またフォルタレーザの会長は昨年7月、ピカチュウの清水移籍により移籍金80万ドル(当時約1億1000万円)を手に入れることを明かしていた。