ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、すでに今夏移籍の意思を表明。U21ドイツ代表MFアペルカンプ真大も日本代表入りを見据えて移籍を視野に入れていたが、一転してデュッセルドルフ残留を明言している。
アペルカンプは今年4月にスタメンでの出場機会を失う中、ドイツ移籍専門サイト『トランスファーマルクト』のインタビューで「僕は今、ドイツ2部リーグで3年近くプレーしています。それは僕にとって重要な時間です。ただもちろん、このままずっとこのリーグに留まりたいとは思いません」
「できればフォルトゥナでブンデスリーガに挑戦したいんですけどね。今は残りの試合に集中していますし、その後にすべてうまくいくでしょう」と、ステップアップ移籍の可能性を示唆。
「日本代表への思いが強まっています。僕も代表のリストに載っていますが、他のメンバーのクオリティが高いですね。日本代表でチャンスを得るためには、次のステップに進まなければいけません」と、将来的な日本のA代表入りへの思いも明かしていた。
この発言はドイツ国内で議論の対象に。デュッセルドルフのダニエル・ティウーヌ監督が「このクラブこそが周囲からの関心を引き寄せる場なんだ。目標を語ってもアピールにならない。毎日成果を出さないといけないんだ」と苦言を呈すると、ドイツ誌『ビルト』も「ティウーヌ監督にとってまったく気にいらない発言だ」と伝えていた。
そんなアペルカンプは田中とともに、デュッセルドルフのプレシーズントレーニングに参加。今月中旬、『トランスファーマルクト』のインタビューに再び応じると、残留の可能性について「今季もデュッセルドルフでプレーすることになると思います」とコメント。
「これからプロ4年目のシーズンに入るけど、僕はこの世界がどういうものであるか理解している。だけど、まだ多くのことを学ぶことができますね。数年前に比べてかなり良くなったとしても、プレー面でさらに成長できますね」とさらなる成長を誓った一方、日本代表への言及はなかった。
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