Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

元川崎チャナティップ「日本人選手の食事は…」札幌時代の記者質問に不快感も

チャナティップ・ソングラシン 写真:Getty Images

 タイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは先月、川崎フロンターレからタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドへ完全移籍。2017年夏の北海道コンサドーレ札幌加入時の心境を振り返るとともに、日本で学んだことを語った。

 チャナティップは2017年7月にタイ1部ムアントン・ユナイテッドから札幌へ移籍。四方田修平前監督やミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで結果を残し、2018シーズンのJリーグベストイレブンに選出された。

 同選手は今月、パトゥムの公式YouTubeチャンネルに登場。札幌加入が決まった時の心境を「夢が叶ったような気がした」と語った一方で、「Jリーグへの第1歩は、計り知れないほどのプレッシャーを感じた。周りの人やJリーグのファン、タイのサポーターは僕に対して疑問を抱いていたし、Jリーグでプレーできないと思われていた」と振り返っている。

 また同選手は札幌合流後に「寒さは大丈夫ですか?」と記者から質問されたことを明かすとともに、自分自身が感じた疑問を語っている。

 「『札幌に住んでいる人たちも人間じゃないの?』と答えたよ。僕も彼らの同じ人間なんだ。彼らが寒いと感じるならば、僕も寒いと感じる。暑いと感じるならば、僕も暑いと感じる。最初は少し大変だったけど、しばらくすると慣れてきたんだ」

 「日本人選手が食べるものはバランスがとれている。食事に気を配っているんだ。最も需要なのは、つねに時間厳守であることだよ。時間は誰もが平等に持っているものなんだ」と、Jリーグ挑戦後に学んだことにも言及したチャナティップ。

 Jリーグベストイレブン選出を「僕の人生で最大の名誉のひとつ」と語るとともに、「人々は僕(の実力)を認めてくれたよ」とコメント。ペトロヴィッチ監督や札幌時代のチームメイトに対する感謝の言葉も述べている。