東京V応援のスポーツ店ゼビオ看板破損が物議。FC東京公式が注意喚起も

　東京ヴェルディとFC東京は、今月12日に味の素スタジアムで行われる天皇杯3回戦で激突。およそ12年ぶりとなる東京ダービーを前に、スタジアム周辺に設置されている看板に対する一部人物の行為が物議を醸している。

　味の素スタジアムの位置する調布市内では、一部サポーターが横断幕をはじめ相手クラブを煽るような掲示物を貼るなど、試合前から白熱。調布市の公式ツイッターアカウントも試合前日に「明日、我らがFC東京 は味スタ にて天皇杯 3回戦 対ヴェルディ戦を迎えます。この東京ダービーに向け、FC東京ホームタウン でカウントダウンを実施しています。 本日の調布市 で完走です！頑張れFC東京！」と投稿。東京ダービーの盛り上げに一役買っている。

　そんな中、とあるSNSユーザーの投稿が話題に。緑を背景色とし、「TOKYO GREEN」と書かれた「スーパースポーツゼビオ調布東京スタジアム前店」の案内看板に何者かが卵を投げつけており、卵で汚れた看板の画像が拡散されている。

　器物損壊罪が成立する可能性もあるだけに、ツイッター上では行き過ぎた行為に対する怒りの声が噴出。FC東京は当該ツイート拡散直後に、「飛田給駅周辺やスタジアム通り、味の素スタジアムの敷地内を含め、公共物などへの貼り紙や装飾物の汚損などは絶対にやめてください。スタジアムのなかで、それぞれのチームへの応援をよろしくお願いします」と、公式ツイッターアカウントを通じて注意喚起を行っている。

　なおゼビオホールディングス株式会社は2020年に東京Vを連結子会社化している。試合前からスタジアム周辺で異様な雰囲気が漂う中、両クラブのサポーターにモラルが求められている。