Jリーグ 町田ゼルビア

J2町田批判に苦言!東京V戦時間稼ぎに元Jリーガー「倒れようが…」

FC町田ゼルビアの選手たち 写真:Getty Images

 FC町田ゼルビアと東京ヴェルディは今月9日、国立競技場開催の明治安田生命J2リーグ第25節で対戦。町田の時間稼ぎと思われるプレーや東京V率いる城福浩監督の発言内容を巡り、ネット上での議論が白熱している。そんな中、元年俸120円Jリーガーとして知られる格闘家の安彦考真氏が自身の見解を述べている。

 今回のダービーマッチ(東京クラシック)は町田が2点リードで前半を終えると、東京Vは後半に反撃。83分までにFW染野唯月が2度ゴールネットを揺らして追いつくと試合終了間際も逆転を狙って攻勢に出た。ただ町田も時間を稼ぐようなプレーをするなど勝ち点1獲得へこだわり、2-2の引き分けに終わった。

 城福監督が試合後、町田のプレーに対して厳しいメッセージを投げかけたこともあり、ネット上では町田のプレーに対する批判が沸き起こっている。しかし安彦氏はプレースタイルに関する一方的な見方に苦言。11日に自身のツイッターアカウントにて、以下のようなメッセージを残している。

 「町田vs東京Vで色々言われているけど全て含めてサッカー。ポゼッションサッカーが正義でそれ以外はサッカーじゃないという感覚はトレンドに汚染されてるだけ。決して町田がいいということではないけど、東京Vのサッカーが正義で町田が悪ではない。倒れようがロングスローしようがそれもサッカーだよ」

 「大事なのはクラブ哲学。そこに戦術が生まれる。好き嫌いはあって当然だけど善悪は存在しない。というか、町田のようなチームを攻略して初めて『サッカー界を支えてる一員』になる。個人の海外移籍に頼ってもベスト8にはいけない現実。原因はこう言うJリーグにある。批判とか否定じゃなく革新が必要」

 なお町田の時間稼ぎと思われるプレーについては、人気アイドルグループ『日向坂46』の弟であり、国士舘大学サッカー部所属のFW影山秀人も言及。国立競技場で観戦していたことを明かした上で「いざピッチに立ってギリギリの勝負となった場合倒れて勝つ為に時間を稼いでしまう自分もいるのが正直なところ」と、町田の戦い方に一定の理解を示している。