東京ヴェルディとFC町田ゼルビアは今月9日、国立競技場開催の明治安田生命J2リーグ第25節で対戦。町田の時間稼ぎと思われるプレーや東京V率いる城福浩監督の発言内容を巡り、様々な意見が飛び交っている。そんな中、京都サンガ元監督の中田一三氏が両クラブ監督の考えを分析している。
今回のダービーマッチ(東京クラシック)は、MFバスケス・バイロンが東京Vから町田へ移籍したこともあり、注目度がアップ。試合は町田が2点リードで前半を終えると、東京Vは83分までにFW染野唯月が2度ゴールネットを揺らして追いつく。そして東京Vは試合終了間際も逆転を狙って攻勢に出たが、町田も時間を稼ぐようなプレーをするなど、勝ち点1への執念を見せた。
この町田のプレーに対して、城福監督は激怒。試合終了直後、審判と握手を交わす際に「おれらはサッカーで勝負するから!」と叫んでおり、DAZNの集音マイクに拾われている。また会見では対戦相手のプレーについて「相手に時間を使われて。倒れるのが本当に目に余るものがあった」と語るなど、批判的なコメントを残していた。
中田氏は試合翌日に自身のツイッターアカウントを更新。町田のプレーを巡って論争が白熱する中、サッカー観の意見対立が続いている背景を分析。「サッカーは勝ってなんぼ、サッカーは美しく勝利してなんぼの価値観の違いはあるかなと思う…」と、自身の見解を述べている。
なお同氏は先日、バイロンの町田移籍についても分析。「仮に自分が黒田監督の立場だったら熱望するのかな?想像できない… 」とした上で「ライバルチームから主力を抜く事はチャンピオンになる1番の近道なのは間違いない。(ブンデスチャンピオンクラブのお家芸)」と、ブンデスリーガ(ドイツ1部)10連覇のバイエルン・ミュンヘンと町田を重ね合わせている。
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